FlutterKaigi2025に今年もスタッフとして参加しました
はじめに
今年のFlutterKaigi2025は、大手町プレイス ホール&カンファレンスにて11月13日(木)の1日開催、前夜祭を含めると2日間での開催だった。
自分はFlutterKaigi2022からスタッフとして参加して、4年目となる今年もスタッフとして参加した。ブログに書くまでがカンファレンスと言うので、今年も忘れないうちに記録を残しておく。昨年の体験記はこちら。
今年も参加した背景
昨年は前夜祭を含めた3日間開催で規模も大きく、一つの区切りとして「今年でスタッフは辞めようかな」と思っていた。一方で、昨年は生活面や仕事面の変化もあってスタッフとして十分に関われず、自分の中にどこか不完全燃焼感が残っていた。
そのため「もし辞めるなら、きちんと関わりきって終わりたい」という気持ちが強くなり、今年もスタッフとして参加することにした。ただ、そう決めたもののイベントの中で特にやりたいことや希望チームがあるわけでもなく、事前アンケートには「どこのチームでも大丈夫です」と回答してしまった。
その回答をした自分に対して、どこかで「惰性で続けているのでは?」というモヤモヤが生まれた。もし本当にそうなら、チームにも関係者にも失礼だ。そのため、今年仕事をやり切ったらきっちり辞めようという気持ちで臨むことにした。
今年やったこと
今年は会場チームに参加した。当日のネットワーク対応、お弁当や懇親会の食事関連、懇親会での交流企画などをメインで担当した。
お弁当はたくさんの方から美味しかったと言ってもらえて、自分が作ったわけでもないのに自分の料理に言ってもらえたかのように嬉しかった。実際、とても美味しかったし、たくさん余らせてしまったので2つ食べたが2つ目も美味しく食べれた。
懇親会もなんとか無事に終了して嬉しさよりも安堵感の方が大きかった。食事については昨年の反省を生かして多めに注文したが、かなり余らせてしまった、反省。
アプリに導入したプロフィール交換機能は初めての試みだったので使ってもらえるか不安だったが、最終的に全体の交換数は500を超えていた。これによって少しでも参加者様が人との出会いやつながりを持って帰っていただけていると嬉しい。じゃんけん大会も、景品のTシャツがシワシワだったこと以外は大きな問題がなく盛り上がっていて良かった。プロフィール交換機能を使ってくださった方々、じゃんけん大会を盛り上げてくださった皆様、ご協力いただいた開発チームと司会チームの皆様、ありがとうございました。
個人的な反省
思いついた反省を雑に書いていく。あまりに内部的なことは書かないし、あくまで公開されている情報やイベントに参加していれば分かりうる外形的な部分の反省に留める。また、これはあくまで個人的な反省であり、FlutterKaigi全体やチームでの反省会は別でちゃんとする予定である。
- お弁当と懇親会の食事をたくさん余らせてしまった
- イベントの1ヶ月~3週間前までには発注する必要があるため、チケットの販売枚数や昨年の販売実績から予測した数で発注したが大きく外してしまった。
- チケット販売数を上げる施策を自分からもアプローチすべきだった。
- 懇親会のテーマ別テーブルを上手く機能させられなかった
- 参加者数が多いので混雑を避けるために廊下にもテーブルを配置しておいた。そこにテーマごとにそのテーマについて話したい人が集まれるテーマ別テーブルを用意したが、廊下にほとんど人がおらず機能しなかった。
- 途中でホール内に移動できたら良かったが、そこまで手も頭も回らなかった。
- 自分も懇親会をもっと楽しむべきだった
- 食事関連の対応や、プロフィール交換機能と連動したじゃんけん大会の準備などバタバタしていたのもあるが、それ以外の時間はどっと疲れが出てしまって隅っこで座ってしまっていた。腰を上げてもっと参加者と話したり写真を撮ったりして懇親会を楽しむべきだった。
- イベント終了後にスマホに写真が全然なく、身体には疲れしかなくて少し虚しくなり、そのとき初めて後悔した。みんなが楽しんでくれたからヨシ。
- 2フロア会場は大変
- 移動や荷物の運搬での階段の登り降りが大変、広いので移動量も大きくなる。ここ数ヶ月は運動をしているので体力には自信があったがイベント終了時には足がパンパンで、次の日はずっと足の裏が痛かった。
- 参加者の移動範囲が広がるので導線設計が難しい。広いので全てのスペースを使い、いろんなところにコンテンツを置きたくなるが、どうしても人の流れが薄い部分が出てくる。
- 注力コンテンツは人の流れが多い部分に優先的に配置していくべきだった。
- 人が足りない
- どこのチームも人手不足だった。会場チームも同様で忙しかったし、自分自身も「今年でスタッフやるの最後だから頑張るか」の心持ちだけで踏ん張った。
- 他のカンファレンス運営の話を聞く機会があったが、他のカンファレンスでは当日スタッフだけで数十人集まり、全体で100人規模のスタッフになるとのことだった。FlutterKaigiはその半分くらい、何が違うんだろう。
- FlutterKaigi内部で人や仕組みを次へ繋げる取り組みは続けていく必要があるし、新しい人を集めるための取り組みもこれまで以上に必要。
みなさんの方でもイベントに対するフィードバックがありましたら、全体アンケートにご回答いただけると嬉しい。改善点や足りなかった部分のご意見も嬉しいが、良かったところや楽しかったところのフィードバックもいただけると次に繋げやすくなるのでありがたい。
総括
昨年の不完全燃焼感はなく、今年はやり切ったと言える。
来年もスタッフを続けるかどうかはわからない。今年できなかったこと、こうすれば良かったことはたくさんあるが、今年で最後という気持ちでやってきたし、来年は仕事面で大きな変化がありそうなのでそれに備えておいた方が良い気もする。また、スタッフとして参加する意義の問題もある。他業種の人とカンファレンススタッフについての話をすると、「無給でなんでそんなことをするのか」という疑問をよく投げかけられる。すぐに答えられなかったし、今でも自分がなぜスタッフをやっているのか分かっていない。打ち上げの際には、他のスタッフにもなぜスタッフをやっているのか聞いてみたい。
懇親会の最後でも情報が公開されたが、来年のFlutterKaigiはFlutterNinjasと合流する。規模も参加者もスタッフもコンテンツも変化・進化していくと思われる。FlutterKaigiはまだまだこれから面白くなっていくカンファレンスであるので、カンファレンス運営に興味のある方はぜひスタッフに挑戦してみてほしい。
最後になりましたが、スポンサーの皆様、登壇者の皆様、参加者の皆様、スタッフの皆様、イベントに関わってくださったすべての皆様へ、本当にありがとうございました。

(こうして見ると今年のだしゅまる押しがすごい)